京都府指定文化財
長岡天満宮御本殿屋根保存修理現場の公開について
令和9年に迎える御神忌千百二十五年半萬燈祭に向けて、令和6年から2ヶ年をかけて京都府指定文化財・長岡天満宮御本殿屋根保存修理事業を実施しております。文化財の重要性と保存修理の必要性を知っていただくため、工事関係者の解説とともに、普段は拝見できない御禁足地での修理作業を間近でご覧いただきます。
長岡天満宮御本殿について
【構造】 三間社流造・檜皮葺
【設計】 木子清敬・伊藤忠太・水口次郎
【年代】 明治28年(1895)
【移築】 北尾年弘設計事務所 ※後の伸和建設(株)
【指定】 京都府有形文化財(平成23年)
御本殿は、明治28年(1895)に平安遷都千百年を記念して御創建された平安神宮(御祭神・桓武天皇)旧御本殿を昭和16年(1941)に移築したものです。
平安神宮では皇紀二千六百年(昭和15年)にあわせ、孝明天皇を合祀する新たな御本殿の建築が検討されます。昭和10年ごろの当宮は御社殿の腐朽が甚だしく、祭祀上の問題を抱え、また、昭和27年の千五十年大萬燈祭に向けて整備計画をしていた時期でもあります。新社殿の造営が決定していた平安神宮から「長岡」が平安京と同様、桓武天皇の都があった「御縁」により、従来の御本殿及び祝詞舎・透塀の無償譲渡をうけ、昭和15年から16年にかけて移築工事を行いました。
御本殿は、移築時もその後も大きな改造等は行われておらず、平安神宮御創建当初の姿を伝えています。質の高い材料・技法を用いて建築され、近代神社建築の代表例として位置づけられています。
見学日① 京都府内在住または在勤で15歳以上の方対象
〇令和7年5月30日(金) ※雨天決行
〇見学料お一人 2,000円
※参拝記念品、当日資料、保険料を含みます
見学日② 長岡京市在住または在学の小、中、高校生の方対象
〇令和7年5月31日(土) ※雨天決行
〇見学料お一人 500円
※参拝記念品、当日資料、保険料を含みます
※小学生は保護者1名同伴をお願いいたします。
時間
[1]10時〜11時 [2]13時〜14時 [3]15時〜16時
両日ともに計3回
お申し込みの際に希望の時間帯をお選びください。
定員
各回 20名まで
※保護者は上記人数に含まれません。
見学内容
講師:有限会社宮川屋根工業
代表取締役 宮川義史氏
[A] 保存修理現場の見学 約30分
場所:長岡天満宮御本殿
・修理現場および檜皮葺(ひわだぶき)実演の見学
[B] 展示および体験 約30分
場所:絵馬殿
・檜皮葺や屋根葺(やねぶき)に使用する道具の展示
・竹釘打ち体験
応募方法
往復はがき
1枚につき2名様申し込み可能
応募者多数の場合は抽選となります
応募締切
5月12日(月)(当日消印有効)
抽選結果は応募者全員へお知らせいたします
問い合わせ先
長岡天満宮社務所 075-951-1025
受付時間 午前9時~午後5時まで
往復はがき記入方法
【①往信 宛名】
長岡天満宮宛の住所
〒6170824 長岡京市天神2丁目15-13
長岡天満宮御本殿公開宛
【②返信 文面】
何も記入しないで下さい
【③返信 宛名】
返信先の住所・氏名を必ず記入
【④往信 文面】
30日参加の方
【1】住所・【2】参加者氏名(参加人数)・【3】日付、希望時間帯・【4】年齢・【5】連絡先を記入
31日参加参加の方
【1】住所・【2】参加者氏名(参加人数)・【3】日付、希望時間帯・【4】年齢・【5】学校名、学年・【6】保護者氏名(小学生の方)・【7】連絡先を記入
※2名参加の場合、お二人とも参加者氏名欄にお名前をご記入ください
※ご記入いただきました個人情報は、運営管理、保険加入の目的にのみ利用させていただきます
注意事項
・御本殿檜皮葺屋根 葺き替え工事現場内での写真撮影禁止
・御禁足地での見学会となりますので相応の服装にてご参集ください
・修理現場の見学ルートには階段、傾斜面があります(サンダル、ハイヒール不可)
・見学時には支給されたヘルメットおよび名札を着用してください
・修理現場内では係員の指示に従ってください
・両日とも、修理現場は足場不安定のため未就学児をつれてのご参加はご遠慮ください
・31日は応募多数の場合、保護者の方が修理現場に入れない場合がございます
主催:長岡天満宮
共催:長岡京市観光協会
後援:長岡京市教育委員会
協力:伸和建設株式会社
有限会社宮川屋根工業